漢字「觴」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
「觴」と構成が似ている漢字
筆順(書き順)
「觴」の読み方
觴(さかずき)
「觴」を含む言葉・熟語
「觴」を含む四字熟語
一詠一觴(いちえいいっしょう)
一杯の酒を飲み、一つの詩を歌う風流な楽しみのこと。 「詠」は詩を読むこと。 「觴」は杯のこと。
一觴一詠(いっしょういちえい)
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うこと。 酒を飲みながら詩を読む、風流な楽しみのこと。 「詠」は詩を読むこと。 「觴」は杯のこと。
曲水流觴(きょくすいりゅうしょう)
曲がりくねっている小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。 「曲水」は曲がりくねっている小川。 「觴」は杯のこと。 陰暦の三月三日に行われた風習で、中国の晋の王羲之が会稽の蘭亭で行ったものが有名。 日本では奈良時代や平安時代に行われ、曲水の宴と呼ばれた。
嚆矢濫觴(こうしらんしょう)
事の起こり。物事の始まり。起源。 「嚆矢」は戦争の開始の合図に敵陣を射る、音の鳴る矢、かぶら矢のこと。 「濫觴」はさかずき一杯が溢れる程度のわずかな流れということで、大きな川もその程度のわずかな流れが水源になるということ。 「觴」はさかずきのこと。 どちらも事の起こり、始まりを意味する言葉で、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
流觴曲水(りゅうしょうきょくすい)
曲がりくねっている小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。 「觴」は杯、「曲水」は曲がりくねっている小川のこと。 陰暦の三月三日に行われた風習で、中国の晋の王羲之が会稽の蘭亭で行ったものが有名。 日本では奈良時代や平安時代に行われ、曲水の宴と呼ばれた。
流觴飛杯(りゅうしょうひはい)
宴会を開いて、心行くまで酒を飲むこと。 「流觴」は庭園の川にさかずきを浮かべること。 「飛杯」はさかずきを何度も交わすこと。
「觴」を含むことわざ
羽觴を飛ばす(うしょうをとばす)
宴会などで人々が盛んに酒杯のやりとりをするようす。「羽觴」は羽を広げた雀をかたどった觴(さかずき)のことでそれを人々の間を飛ぶようにまわして酒盛りをする意から。
濫觴(らんしょう)
ものごとの始まり、起源。「濫」は浮かべる、「觴」は杯(さかずき)のことで、大河である揚子江もその源は、杯を浮かべるほどの細流であったという意から。