漢字「戚」
筆順(書き順)
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
●
「戚」の読み方
戚む(いたむ)
戚える(うれえる)
戚(みうち)
「戚」を含む言葉・熟語
遠戚(えんせき)
遠い血縁関係にある親戚。
外戚(がいせき)
母親の家系の親族。
惨戚・惨慼(さんせき)
いたんで悲しむこと。
親戚(しんせき)
本人の家族以外で血縁や婚姻による繋がりのある人々。
悽戚(せいせき)
いたみ悲しむこと。いたみ憂えること。
戚畹(せきえん)
天子の母方の親類が住んでいる所。転じて、天子の外戚をいう。
「戚」を含む四字熟語
干戚羽旄(かんせきうぼう)
武の舞と文の舞のこと。 「干戚」は盾と斧などの武器を持って舞う、武の舞のこと。 「羽旄」は鳥の雉の羽と、牛の旄牛の尾を飾った旗を持って舞う、文の舞のこと。
左戚右賢(させきゆうけん)
親族を低い地位の左側に、賢者を高い地位の右側におくこと。 卑しいものを左側、尊ぶものを右側におくという中国の漢の時代の風習。
右賢左戚(ゆうけんさせき)
親族を地位の低い左側に置き、賢者を地位の高い右側に置いて賢者を重んじること。 漢代では卑しいものを左側、尊ぶものを右側に置くとしていた。
「戚」を含むことわざ
親戚の泣き寄り(しんせきのなきより)
親戚は普段はあまり関わりがなくても、不幸があると集まって一緒に悲しむということ。 「親は泣き寄り、他人は食い寄り」ともいう。
遠い親戚より近くの他人(とおいしんせきよりちかくのたにん)
いざという時には、遠方に住んでいる親戚より近所の他人の方が頼りになるということ。
富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
地位や財産のある者には赤の他人も寄ってくるが、貧乏な者には親戚さえも寄り付かないということ。