漢字「包」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
「包」を含む漢字
人名読み・名のり(名前での読み)
- かた
- かつ
- かぬ
- かね
- しげ
筆順(書き順)
「包」の読み方
包む(つつむ)
包む(くるむ)
「包」を含む言葉・熟語
言い包める(いいくるめる)
自分の思い通りに動くように、言葉をうまく使って納得させること。口先でまるめこむ。
御蚕包み(おかいこぐるみ)
非常に贅沢な暮らし。絹の着物ばかり着ていることから。
お包み(おくるみ)
生まれて間もない子供のための防寒具。衣服の上から全身を包むようにして使う。
隠し包丁(かくしぼうちょう)
食べやすくしたり、火を通りやすくするために目立たない部分に包丁で切り込みを入れること。
飾り包丁(かざりぼうちょう)
調理後に美しく見えるように、食材に切れ目を入れること。
空包(くうほう)
演習や儀式のためにつかう弾薬。音だけが出るようにしたもの。
「包」を含む四字熟語
以杞包瓜(いきほうか)
高位の人物が持つ徳が、大衆を包み込むこと。または、高位の人物が謙遜した態度で賢者を求めること。 「杞」は植物の行李柳のことで、高い地位を持つ人のたとえ。 「瓜」は植物の瓜のことで、普通の人々のたとえ。 行李柳で作った葛籠に壊れやすい瓜を入れるということから。 「杞を以て瓜を包む」とも読む。
包羞忍恥(ほうしゅうにんち)
辱めを受けても耐えること。 「羞」と「恥」はどちらも恥辱を受けるという意味。 「羞を包み恥を忍ぶ」とも読む。
包蔵禍心(ほうぞうかしん)
誰にも気付かれないように悪事を企むこと。 「包蔵」は包み隠すこと。 「禍心」は悪い行いをしようと計画すること。 「禍心を包蔵す」とも読む。 「苞蔵禍心」とも書く。
綿裏包針(めんりほうしん)
穏やかで優しそうに見えるが、実際は相手に気付かれないような悪意を持っていること。 「裏」は内側という意味で、柔らかい綿の中に危険な針を隠すという意味から。 「針」は害意のたとえ。 「綿裏に針を包む」とも読む。
「包」を含むことわざ
オブラートに包む(おぶらーとにつつむ)
相手を刺激するような直接的な表現を避け、遠回しにやわらかく言うこと。 苦い薬をオブラートに包んで飲みやすくすることから。
志は木の葉に包む(こころざしはきのはにつつむ)
たとえ木の葉に包むほどのささやかな物でも、真心がこもっていれば立派な贈り物だということ。
錦の袋に糞を包む(にしきのふくろにふんをつつむ)
外観が立派で中身が見劣りすることのたとえ。
真綿に針を包む(まわたにはりをつつむ)
表面上は穏やかでやさしそうに見えるが、本当はひどく意地が悪いことのたとえ。「綿に針を包む」ともいう。
綿に針を包む(わたにはりをつつむ)
表面は穏やかでやさしそうに見えるが、本当はひどく意地が悪いことのたとえ。「真綿に針を包む」ともいう。