漢字「事」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
地名での読み
事を含む地名(地名辞典)筆順(書き順)
「事」の読み方
事(こと)
事える(つかえる)
「事」を含む言葉・熟語
悪事(あくじ)
悪い行為や行動。人道に反する行為。
荒事(あらごと)
歌舞伎で豪傑などの役を演じるときの激しい演技。また、そのような役が主人公の芝居。
荒仕事(あらしごと)
激しい重労働。
一事(いちじ)
一つの事柄、出来事。
一大事(いちだいじ)
非常に重要な出来事。大事件。
逸事(いつじ)
多くの人に知られていない、面白い話。逸話。
「事」を含む四字熟語
悪事千里(あくじせんり)
悪い噂や悪い評判はすぐに遠くまで知れ渡るということ。 「悪事」は悪い行い、「千里」は遠くの場所という意味。
安穏無事(あんのんぶじ)
問題ごともなく、世の中や暮らしが穏やかで安らかなさま。
衣冠盛事(いかんせいじ)
名門の家に生まれてさらに功績を上げた後に、家の名声を引き継ぐこと、またはその者のこと。 「衣冠」は衣服と冠のことで名門、立派な家柄という意味。 「盛事」は立派な事業や功績、盛大な事柄のこと。
一事無成(いちじむせい)
一つの物事ですら最期までやり遂げることができないこと。 何一つ成果を得られないという意味から。 「一事成ること無し」とも読む。
往事渺茫(おうじびょうぼう)
過ぎていった昔のことは、遠くかすんではっきりとしないということ。 「往事」は過ぎ去った過去のこと。 「渺茫」ははるか遠い様子や広くて果てしない様子のこと。
往事茫茫(おうじぼうぼう)
過去の事柄を思い出そうとしても、記憶が薄れていてはっきりとしない様子。 「往事」は過ぎ去った過去のこと。 「茫茫」はぼんやりとしていてはっきりしない様子。
「事」を含むことわざ
秋葉山から火事(あきばさんからかじ)
人を戒める指導的立場の者が、自ら過ちを犯してしまうたとえ。「秋葉山」は火災除けの神を祭る静岡県の秋葉神社のこと。
悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。「悪事、千里を行く」ともいう。
悪事、身にかえる(あくじ、みにかえる)
自分の犯した悪事は、めぐりめぐって戻ってきて自分を苦しめる結果になるということ。
悪は一旦の事なり(あくはいったんのことなり)
一時的にうまくいっても悪は長続きせず、結局は正義に勝てないということ。
明日の事は明日案じよ(あすのことはあすあんじよ)
明日の事は明日のこと。何が起こるかわからないから今日から心配しても仕方ないということ。
明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
先のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。