漢字「楊」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
「楊」を構成に含む漢字
「楊」と構成が似ている漢字
人名読み・名のり(名前での読み)
- やす
- よ
筆順(書き順)
「楊」の読み方
楊(やなぎ)
「楊」を含む言葉・熟語
高楊枝・高楊子(たかようじ)
食後に、ゆったりとつまようじをつかうこと。満腹したようす。
白楊(どろのき・どろやなぎ)
ヤナギ科の落葉高木。寒い地方に自生する。葉は広楕円形で、材は細工用やマッチの軸木に使用される。
楊弓(ようきゅう)
江戸時代、民間で流行した遊戯用の小さな弓。もと楊柳(ようりゅう)で作られたという。
楊枝・楊子(ようじ)
食べ物を刺したり、歯の間に詰まったものを取り除くために使う、先のとがった小さな棒。つまようじ。こようじ。
楊柳(ようりゅう)
やなぎ。
小ようじ・小楊枝(こようじ)
「楊」を含む四字熟語
愛楊葉児(あいようように)
やなぎの葉を愛する幼児という意味。 幼児が黄色く色づいたやなぎの葉を見て黄金と思い込み大切にするということから、浅い知識のままで、真理を追究しようとしないこと。 浅い知識のままで満足することを戒めた仏教語。
王楊盧駱(おうようろらく)
唐代初期に活躍した四人のすぐれた詩人のこと。 近体詩の確立に貢献した詩の巨匠。 「王勃」「楊炯」「盧照鄰」「駱賓王」の四人。
百歩穿楊(ひゃっぽせんよう)
すぐれた射撃の能力があること。 「穿」は穴を開けること。 「楊」は柳のこと。 百歩離れた場所から、細い柳の葉を打ち抜くという意味から。 「百歩楊を穿つ」とも読む。
楊布之狗(ようふのいぬ)
見た目が変わったのを見て、内面も変わったと信じることのたとえ。または、見た目が変われば内面も変わったと思うのが普通であるということ。 「楊布」は人の名前。 「狗」は動物の犬。 中国の戦国時代の思想家の楊朱の弟の楊布は、白い服で出かけたが雨で濡れたために黒い服に着替えて帰ってくると、飼っていた犬が楊布だと気付かずに吠えたために怒ったが、楊朱は白い犬が汚れて黒くなって帰ってくれば怪しく思うだろうといい、楊布を抑えとどめたという故事から。
「楊」を含むことわざ
重箱の隅を楊枝でほじくる(じゅうばこのすみをようじでほじくる)
どうでもいいようなつまらない所まで取り上げて、口うるさく言うことのたとえ。「楊枝で重箱の隅をほじくる」「重箱の隅を楊枝で突つく」ともいう。
武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ)
武士は貧しくて食事ができなくても、食べたふりをして楊枝を使い、他人に空腹を見せないようにするということ。転じて、貧しくても誇りを持って生きるべきだということ。
面面の楊貴妃(めんめんのようきひ)
人は自分の妻や恋人を楊貴妃のように美しいと思っているということ。 人それぞれ好みがあり、好きになると欠点も目につかず楊貴妃のような美人に見えるという意から。 「面面」は、おのおのの意。 「面面楊貴妃」ともいう。
楊枝で重箱の隅をほじくる(ようじでじゅうばこのすみをほじくる)
どうでもいいような細かい所まで問題にして、口うるさく言うことのたとえ。「重箱の隅を楊枝でほじくる「「重箱の隅を楊枝で突つく」ともいう。