漢字「滴」
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「滴」の読み方
「滴」を含む言葉・熟語
滴・雫(しずく)
水などの液体が上からたれて落ちる、小さなつぶ。
滴る(したたる)
液体が小さな粒になって落ちること。
水滴(すいてき)
水の粒。しずく。
余滴(よてき)
筆先などの残ったしずく。雨のあとのしたたり。
一滴(いってき)
雨滴(うてき)
「滴」を含む四字熟語
水滴石穿(すいてきせきせん)
小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえ。 「水滴」は一滴の水、「石穿」は石に穴をあけること。 水滴も同じ位置に落ち続ければ、いずれ石に穴をあけることができるという意味から。 「水滴石を穿(うが)つ」とも読む。
滴水成氷(てきすいせいひょう)
冬の猛烈な寒さのこと。 または、極寒の地のこと。 滴る水がすぐに氷になるという意味から。 「滴水氷を成す」とも読む。
滴水嫡凍(てきすいてきとう)
一瞬の気も抜かずに、禅の修業にはげむこと。 「滴水」は水がしたたること。 「嫡凍」の「嫡」はすぐにという意味で、「嫡凍」はすぐに凍るという意味。 滴る水が間をおかずに凍る寒さということを、厳しい修行の緊張感にたとえた言葉。
点滴穿石(てんてきせんせき)
小さい力でも積み重なれば強大な力になることのたとえ。 「点滴」は一滴の水、「穿石」は石に穴をあけること。 水滴も同じ位置に落ち続ければ、いずれ石に穴をあけることができるという意味から。
「滴」を含むことわざ
滴り積もりて淵となる(したたりつもりてふちとなる)
少しのものでも集まれば大きなものになることのたとえ。一滴のわずかな滴も溜まり続ければいつかは深い淵になるという意味から。
大海の一滴(たいかいのいってき)
大きな海の中の一滴の水のように、広大なところにきわめて小さなものがあることのたとえ。
点滴、石を穿つ(てんてき、いしをうがつ)
小さな努力も根気強く続けていけば、いつかは必ず成功するというたとえ。わずかな雨垂れでも長い年月、同じ所に落ち続ければ、石に穴をあけてしまうという意から。「点滴」は、雨垂れ・しずくの意。「雨垂れ石を穿つ」ともいう。
水の滴るよう(みずのしたたるよう)
若々しくて美しいようすの形容。