漢字「亀」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
人名読み・名のり(名前での読み)
- あや
- すすむ
- たか
- たかし
- たから
- ながし
- ひさ
- ひさし
筆順(書き順)
「亀」の読み方
亀(かめ)
亀(あかぎれ)
「亀」を含む言葉・熟語
阿亀・お亀(おかめ)
額が広く、頬が膨れていて、鼻が低い女性の顔付き。また、そのような面。おたふく。
亀鑑(きかん)
手本とするべきもの。模範。占いを参考にして考えるということから。
亀っ甲・亀甲(きっこう)
亀の甲羅。
亀卜(きぼく)
古代の占い。亀の甲羅を焼いてできる割れ目によって吉凶を判断するもの。
銭亀(ぜにがめ)
カメ目イシガメ科イシガメ属の亀の幼体の俗称。
蓑亀(みのがめ)
甲羅に藻類などが生えて、蓑を羽織ったように見えるイシガメ。昔から長寿のしるしとして、めでたいものとされる。
「亀」を含む四字熟語
亀甲獣骨(きっこうじゅうこつ)
亀の甲羅と獣の骨のこと。 古代中国の殷の時代に、甲骨文字を刻んで占いの記録をしていたとされている。
亀毛兎角(きもうとかく)
この世界に存在するはずのないもののこと。 亀の甲羅に毛が生え、兎の頭に角が生えるという意味から。 元は戦争が起こる触れのことを言った言葉。
金亀換酒(きんきかんしゅ)
酒をなによりも愛すること。 または、親友を心を込めてもてなすこと。 「金亀」は亀の形をしている金の装飾品のことで、極めて価値の高いものや貴重なもののたとえ。 中国の唐の賀知章は、金亀を売って酒を買い、李白をもてなしたという故事から。
兎角亀毛(とかくきもう)
この世界に存在するはずのないもののこと。 兎の頭に角が生え、亀の甲羅に毛が生えるという意味から。 元は戦争が起こる前触れのことを言った言葉。
盲亀浮木(もうきふぼく)
非常に出会うことが難しいこと。または非常に珍しいこと。 「盲亀」は盲目の亀、「浮木」は流木のこと。 大海に住む盲目の亀が、百年に一度海面に浮かんでくる時に、小さな穴の開いた海を漂う流木の中に首を入れるという寓話(ぐうわ)から。
麟鳳亀竜(りんぽうきりょう)
世の中が平和に治まっているときに現われるとされる、麒麟、鳳凰、亀、竜の四種類の伝説の霊獣。 または、賢者や賢人のたとえ。
「亀」を含むことわざ
亀の甲より年の劫(かめのこうよりとしのこう)
年長者の豊富な経験を尊重すべきだということ。 「甲」と「劫」の音が同じであることをかけた言葉。
亀の年を鶴が羨む(かめのとしをつるがうらやむ)
欲望に限りのないことのたとえ。千年の寿命をもつという鶴が、万年の寿命をもつ亀をうらやましがるという意から。
雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)
身のほどもわきまえず、むやみに人まねしようとすること。雁が飛び立つのを見て、石亀も飛び立とうとして飛べず、くやしがって地団駄を踏むということから。単に「石亀の地団駄」ともいう。
亀鑑(きかん)
手本・模範となるもの。「亀」は占い、「鑑」は鏡の意。
鶴は千年、亀は万年(つるはせんねん、かめはまんねん)
鶴は千年、亀は万年生きるということから、長寿でめでたいことをいう。
盲亀の浮木(もうきのふぼく)
出会うことがきわめて難しいことのたとえ。また、めったにない幸運にめぐりあうことのたとえ。 百年に一度海面に浮かび上がるとされる目の見えない亀が、海に漂う浮木の穴に入ろうとするが、容易には入れなかったという仏教の説話から。 「盲亀の浮木、優曇華の花」と続けてもいう。