漢字「寄」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
「寄」と構成が似ている漢字
筆順(書き順)
「寄」の読み方
「寄」を含む言葉・熟語
歩み寄る(あゆみよる)
お互いに譲歩して条件や主張などが合うようにすること。歩み合い。
言い寄る(いいよる)
仲良くなろうとして異性に近付く。くどく。
打ち寄せる(うちよせる)
波が近くに来ること。または、そのようにものが近付くこと。
押し寄せる(おしよせる)
多くの人や物などが一度に近付いてくること。
誘き寄せる(おびきよせる)
騙して近くへ来るようにすること。
片寄せる(かたよせる)
一つの方向へ集めること。
「寄」を含む四字熟語
雲遊萍寄(うんゆうへいき)
物事に執着せずに、自然にまかせて行動すること。 または、修行しながら様々な国を巡る僧侶のこと。 「萍」は浮き草のこと。 雲のように留まることなく、浮き草のように水の流れに身を任せるという意味から。
寄田仰穀(きでんぎょうこく)
他国の田畑を借りて農耕をして、近くの国の穀物を頼りにすること。 「寄田」は他国の田畑を借りて農耕をすること。 「仰穀」は他国で生産された穀物を頼ること。 食糧を自分たちで生産できない様子を言い表す言葉。
生寄死帰(せいきしき)
人が生きているということは仮にこの世に身を寄せているだけで、死は自分の家に帰るかのように本来いるべき場所に帰ることだという意味。 「生は寄なり死は帰なり」とも読む。
託孤寄命(たくこきめい)
国の重要なことをまかせること。 または、そのような大切なことを任せることのできる臣下。 「託孤」は父親が亡くなった子どもをあずけること。 「寄命」は政治の全てを任せること。 王位を持つ父親に死なれ、幼い内に王位を継いでも、その補佐として政治の全てを任せることのできる重臣という意味から。 「孤を託し命を寄う」とも読む。
分憂之寄(ぶんゆうのき)
諸国の政務を行った地方官、国司のこと。 「分憂」は憂いを分かち合うこと。 「寄」は任務のこと。 人々と憂いを分かち合う任務という意味から。
「寄」を含むことわざ
秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
年々衰える年寄りの健康状態を、急速に暮れていく秋の夕日にたとえたことば。
秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
恋のために身を滅ぼすことのたとえ。また、弱みにつけこまれて危険な目に遭うことのたとえ。秋の発情期、雌鹿の鳴き声に似た笛に雄鹿がおびき寄せられて、人間に捕らえられることから。
足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
相手の実力があまりにもすぐれていて、自分とは比べものにならないこと。
思いも寄らない(おもいもよらない)
まったく予測できないこと。思いつきもしないこと。
思いを寄せる(おもいをよせる)
何かに心を惹かれること。 また、特定の人を恋い慕うこと。
女三人寄れば姦しい(おんなさんにんよればかしましい)
女はおしゃべりで、三人も集まれば大変にやかましいということ。「女」の字を三つ合わせて「姦」という字になるところから。