漢字「欠」について
欠の部首・画数・読み方・意味・欠を含む言葉・四字熟語・ことわざなどの情報です。
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
※補足
「欠」は複数の字として扱われます。
読み・意味・異体字欄の
の番号はそれぞれの字に対応しています。
缺の新字体としての欠。
缺とは別の字としての欠。(漢検1級の配当漢字)
漢字構成
「欠」を含む漢字
- 㐸
- 次
- 欢
- 芡
- 饮
- 㳄
- 乲
- 弞
- 扻
- 忺
- 㰝
- 吹
- 㰞
- 坎
- 㰟
- 欧
- 欤
- 㰠
- 㸝
- 佽
- 炊
- 欥
- 软
- 㰡
- 㺵
- 欦
- 肷
- 㰢
- 欣
- 杴
- 㰧
- 姿
- 欩
- 砍
- 㰤
- 㰨
- 茨
- 欪
- 㰥
- 钦
- 㰦
- 咨
- 垐
- 欨
- 欱
- 资
- 㰣
- 㰫
- 㰷
- 䊻
- 栥
- 欭
- 缼
- 莰
- 㰬
- 栨
- 欮
- 㰩
- 㰭
- 俽
- 恣
- 崁
- 欯
- 㰪
- 䇜
地名での読み
「欠」を含む地名を全て見る「欠」を含む名字
「欠」を含む名字を全て見る「欠」を含む言葉・熟語
「欠」を含む四字熟語
一欠十求(いっけつじっきゅう)
官職に一つの空席が出ると、空席をめぐって人が集まること。 「一欠」は官職の中の一つの空席。 「十求」はたくさんの人が欲しがって集まること。 中国の晋の役人の王蘊は、温厚な性格で身分にこだわらず登用していたので、官職に空きが出るたびに人々が殺到していたという故事から。
完全無欠(かんぜんむけつ)
足りない部分や短所などが全くないこと。 「完全」と「無欠」はどちらも不足や弱点が全くないという意味。 同じ意味の言葉を重ねて強調したもの。
金甌無欠(きんおうむけつ)
何一つ欠けていることがない、完璧なこと。 または、一度も侵略されたことがない国のたとえ。 「金甌」は黄金で出来た瓶のことで、国や天子のたとえ。 全く欠けていない黄金の瓶ということから。 「金甌欠くる無し」とも読む。
欠席裁判(けっせきさいばん)
本人がいない場所で、その人に関係する大切なことを、他の人が勝手に決めることのたとえ。 もとは、被告人が欠席の状態で行われる裁判のこと。
困苦欠乏(こんくけつぼう)
生活に必要なものが足りないほどに生活が苦しいこと。 「欠乏」は必要なものが足りないこと。
抱残守欠(ほうざんしゅけつ)
ほとんどがなくなって不完全な書物や、残った書物の欠片を大切にすること。または、保守的な思想で、革新的な思想を受け入れないこと。 「残」と「欠」は失われたものの残った部分。 「抱」と「守」は抱きかかえるように大切に守ること。 「残を抱き欠を守る」とも読む。 「抱残守闕」とも書く。
「欠」を含むことわざ
欠伸を嚙み殺す(あくびをかみころす)
退屈なことを嫌々ながら続けること。我慢をすること。 出かかったあくびを、口を閉じて無理やり我慢することから。
言うに事欠いて(いうにことかいて)
他の言い方があるだろうに。また、他の話題があるだろうに。 非難の気持ちを込めて言う語。
欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
嫉妬心は少し強烈な方が効果があるということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
欠くべからざる(かくべからざる)
絶対に必要で無くてはならないことのたとえ。
金は三欠くに溜まる(かねはさんかくにたまる)
義理と人情と交際の三つを欠くぐらいでなければ、お金はたまらないということ。
画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
最後の大切な仕上げを怠ったために、全体が不完全になったり、引き立たなかったりすることのたとえ。「画竜点睛」は、中国の絵の名人が壁に竜の絵を描き、最後に瞳を書き入れたら天に昇ったという故事から最後の大事な仕上げの意で、その仕上げを欠いてしまうということから。「睛」は、「瞳」の意。