漢字「擂」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
筆順(書き順)
「擂」の読み方
擂つ(うつ)
擂る(する)
臼などで押しつぶして細かくすること。
擂く(みがく)
「擂」を含む言葉・熟語
擂り餌・擂餌(すりえ)
鳥に与えるための餌。魚やぬか、野菜などを磨り潰して水を加えたもの。
擂り粉木(すりこぎ)
すり鉢で磨り潰す時に使う棒。
擂り鉢(すりばち)
調理器具の一つ。内側に細かい筋目が刻まれたもので、すり鉢を使って食べ物を磨り潰すためのもの。
擂り身(すりみ)
魚の肉を磨り潰したもの。
擂る(する)
臼などで押しつぶして細かくすること。
擂れる(すれる)
押しつぶしながら動かして細かい状態になること。
「擂」を含むことわざ
足を擂り粉木にする(あしをすりこぎにする)
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒にように固く突っ張るほど、疲れ切ること。 「擂り粉木」は、すり鉢でものをすり潰すときに用いる棒。
胡麻を擂る(ごまをする)
お世辞を言ったり気に入られるように振舞ったりすること。
擂り粉木で芋を盛る(すりこぎでいもをもる)
絶対にできないことのたとえ。不可能なことのたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 丸い棒を用いて、丸い芋を皿に盛りつけようとしてもできないとの意から。
擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)
行き届かないことのたとえ。大雑把なことをするたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 先の丸い棒で四角い重箱を洗おうとしても、隅まで洗えないことから。 「連木で重箱を洗う」ともいう。
擂り粉木で腹を切る(すりこぎではらをきる)
出来るはずがないこと、不可能なことのたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 すりこぎを刀のかわりにしても、腹を切ることはできないことから。
擂り粉木棒の年寄り(すりこぎぼうのとしより)
気づかぬうちに減っていく擂り粉木のように、働いても働いても楽にならず、いつの間にか貧乏をすることのたとえ。