漢字「片」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
漢字構成
筆順(書き順)
「片」の読み方
片(かた)
片(きれ)
片(ひら)
片(ペンス)
「片」を含む言葉・熟語
後片付け(あとかたづけ)
物事が終わったあとに、乱れた場所や用具などを整理すること。
阿片・鴉片(あへん)
熟していない芥子の実から分泌される乳液を乾燥させた茶色の粉。主成分としてモルヒネを含んでいる麻薬。鎮痙・鎮痛作用があるため薬としても使われる。
阿片窟(あへんくつ)
禁止された阿片を人知れず吸わせるための秘密の場所。
一片(いっぺん)
紙や花などの薄いものの数え方で、一つであることを表す。
片意地(かたいじ)
自分の意見や考えを変えずに貫こうとすること。また、その様子。頑固。
片一方(かたいっぽう)
対になっているものの一つ。片方。
「片」を含む四字熟語
一日片時(いちじつへんじ)
わずかな時間のこと。 または、たった一日のこと。 「片時」は少しの時間という意味。
一片氷心(いっぺんのひょうしん)
濁りやけがれがなく、綺麗で澄んでいる心。 ひとかけらの氷のように透き通っているということから。 「一片冰心」とも書く。
打成一片(だじょういっぺん)
他のことを全て忘れて、一つのことだけに力を尽くすこと。 仏教の言葉で、禅宗の座禅に没頭して達する悟りの境地のこと。
片簡零墨(へんかんれいぼく)
書物の欠片やちょっとした書き物のこと。 「片簡」は切れてばらばらになった書物。 「零墨」は一滴の墨ということから、千切れた書物の一欠けらのこと。
片言隻句(へんげんせきく)
少しだけの言葉。一言だけの短い言葉。 「片」は欠片、「隻」は一つという意味から、どちらも少しやわずかなことのたとえ。 「片言」と「隻句」は、どちらも少しの言葉や一言だけの短い言葉という意味で、同じ意味の言葉を重ねて強調したもの。
片言隻語(へんげんせきご)
少しだけの言葉。一言だけの短い言葉。 「片」は欠片という意味で、「隻」は一つという意味から、どちらも少しやわずかということのたとえ。 「片言」と「隻語」は、どちらも少しの言葉や一言だけの短い言葉という意味で、同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
「片」を含むことわざ
相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ(あいぼれうぬぼれかたぼれおかぼれ)
両思いの相惚れ、ひとりよがりの自惚れ、片思いの片惚れ、ひそかに恋い慕う岡惚れ、と恋愛の言葉を並べたもの。
鮑の片思い(あわびのかたおもい)
自分が慕っているだけで、相手はなんとも思ってくれないこと。片思いをしゃれていう言葉。鮑は一枚貝で貝殻が二枚貝の片方だけのように見えるところから、「片思い」にかけた言葉。「磯の鮑の片思い」ともいう。
磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい)
自分が思っているだけで、相手にはその気がないこと。片思いをしゃれていう言葉。鮑は一枚貝で貝殻が二枚貝の片方だけのように見えるところから、「片思い」にかけた言葉。単に「鮑の片思い」ともいう。
片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
ある分野に少しだけ関わりをもつこと。
片意地を張る(かたいじをはる)
ひとの話に聞く耳をもたず、頑なに自分の考えを押し通そうとするさま。
片腕をもがれたよう(かたうでをもがれたよう)
最も信頼していた人を失い、悲しんでいるさま。 「片腕」は、自らのもう一方の腕のように、働いてくれる人という意から。