漢字「叱」
音読み | 中シツ |
---|---|
△シチ | |
訓読み | 中しか(る) |
意味 | しかる。責める。注意する。大きな声でしかりつける。 |
-
補足
平成22年に常用漢字表に追加されました。
本ページ見出し等の字形は「常用漢字表の字形」とは異なります。
「常用漢字表の字形」は異体字欄に示したものです。
常用漢字表の「字体についての解説」には「本来別字とされるが、その使用実態から見て、異体の関係にある同字と認めることができる」とあります。 - △…表外読み
- 中…中学校で習う読み
補足
平成22年に常用漢字表に追加されました。
本ページ見出し等の字形は「常用漢字表の字形」とは異なります。
「常用漢字表の字形」は異体字欄に示したものです。
常用漢字表の「字体についての解説」には「本来別字とされるが、その使用実態から見て、異体の関係にある同字と認めることができる」とあります。
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
補足
本ページ見出し等の字形は「常用漢字表の字形」とは異なります。
「常用漢字表の字形」は異体字欄の「※補足欄参照」と記載している形です。
常用漢字表の「字体についての解説」には「本来別字とされるが、その使用実態から見て、異体の関係にある同字と認めることができる」とあります。
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
補足
本ページ見出し等の字形は「常用漢字表の字形」とは異なります。
「常用漢字表の字形」は異体字欄の「※補足欄参照」と記載している形です。
常用漢字表の「字体についての解説」には「本来別字とされるが、その使用実態から見て、異体の関係にある同字と認めることができる」とあります。
筆順(書き順)
「叱」の読み方
「叱」を含む言葉・熟語
小言・叱言(こごと)
不満に思うことをつぶやくこと。また、その言葉。
叱り付ける(しかりつける)
下の立場の人の悪い行いを強く注意したり、責めたりする。強く叱る。
叱り飛ばす(しかりとばす)
下の立場の人の悪い行いを荒っぽく注意したり、責めたりする。
叱る(しかる)
下の立場の人の悪い行いを注意したり、責めたりする。
叱呵(しっか)
叱りつけること。大声で怒鳴ること。
叱呼(しっこ)
大声で呼ぶこと。怒鳴ること。
「叱」を含む四字熟語
叱咤激励(しったげきれい)
大声で励まして元気付け、奮い立たせること。 「叱咤」は大声で叱る、または励ますこと。 「激励」は激しく励まし元気付けること。
咄嗟叱咤(とっさしった)
大きな声で叫びながら叱り付けること。 「咄嗟」と「叱咤」はどちらも叱り付けるという意味。
励声叱咤(れいせいしった)
大きな声で叱ること。または叱りつけるように励ますこと。 「励声」は大きな声をだす、「叱咤」は叱りつける、または叱りつけるように励ますという意味。
「叱」を含むことわざ
子供叱るな来た道だもの年寄り笑うな行く道だもの(こどもしかるなきたみちだものとしよりわらうなゆくみちだもの)
子どものいたずらなどは誰しも身に覚えがあるので叱るべきではないし、自分もいずれ年をとるので老人を笑いものにすべきではないということ。
二度教えて一度叱れ(にどおしえていちどしかれ)
子どもをしつける時の心得を示した言葉。子どもの過ちや失敗は頭ごなしに怒らず、繰り返してよく教え諭し、それでも聞かない時にたまに叱るくらいがよいということ。
三つ叱って五つほめ、七つ教えて子は育つ(みっつしかっていつつほめ、ななつおしえてこはそだつ)
子どもは少し叱って多くほめ、たくさん教えて育てるのがいいということ。