漢字「刑」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
筆順(書き順)
「刑」の読み方
刑(しおき)
刑(のり)
「刑」を含む言葉・熟語
懐刑(かいけい)
常に刑罰のことを考えて恐れること。
火刑(かけい)
火であぶって絶命させる刑罰。火あぶりの刑。
求刑(きゅうけい)
検察官が被告人に対して刑を科するように請求すること。
刑(けい)
罪を犯した人に対して、法律や規則に沿って行われる罰。刑罰。
刑期(けいき)
懲役、禁錮、拘留の刑に服する期間。
刑具(けいぐ)
罪を犯した人に、処刑や拷問などの刑罰に使う道具。手錠やむちなど。
「刑」を含む四字熟語
棄灰之刑(きかいのけい)
刑罰に慈悲が無く、極めて厳しいことのたとえ。 「棄灰」は道路に灰を捨てることで、軽犯罪のたとえ。 中国の殷の時代の方では、道路に灰を捨てた人は、死刑にされていたとされ、そのように厳しく刑罰を与えることで、人々に法を犯す恐怖を植え付けようとしたとされている。
刑故無小(けいこむしょう)
故意の犯罪には大も小もないので、小さな罪であっても刑罰を与えるべきであるということ。 「故」は故意に犯した犯罪のこと。
刑鞭蒲朽(けいべんほきゅう)
世の中が平和なことのたとえ。 刑罰用の鞭や蒲の穂が使われることなく朽ちるという意味から。 中国の後漢の官僚の劉寛は、温厚で知られ、打っても痛みの少ない蒲の穂で鞭を作り、痛みよりも恥辱を与えるようにした。 しかし、犯罪が起きなくなって、蒲の穂が使われることなく朽ちたという故事から。 「刑鞭蒲朽つ」とも読む。
刑名参同(けいめいさんどう)
口に出して言った言葉と行動を完全に合わせること。 「形」は行動、「名」は言葉、「参同」は比較して一致させること。 中国の戦国時代、韓非子ら法家が唱えた基本的な思想で、実際に起こした行動や功績と、臣下が言ったことや地位を比較して、それが合っているかどうかで賞罰を決めること。 「刑名参同」とも書く。
僭賞濫刑(せんしょうらんけい)
程度が不適切な褒美と罰のこと。 「僭賞」は度を超えた褒美のこと。 「濫刑」はむやみに罰を与えること。
礼楽刑政(れいがくけいせい)
古代中国で国家を整え、秩序を維持するための四つの基本のことで、礼節、音楽、刑罰、政令のこと。