漢字「突」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
筆順(書き順)
「突」の読み方
突く(つく)
「突」を含む言葉・熟語
石突き(いしづき)
傘や杖などで地面にあたる部分。また、その部分に使う金具。
激突(げきとつ)
激しい勢いでぶつかること。また、そのように互いにぶつかること。
小突く(こづく)
指先や固めた拳で軽く突くこと。
業突く張り・業突張り・強突く張り・強突張り(ごうつくばり)
この上なく欲深く、意地汚い様子。また、そのような人。
衝突(しょうとつ)
移動しているものが別のものに当たること。または、互いに当たりあうこと。
たて突く・楯突く(たてつく)
目上の人などに反抗する。はむかう。口答えする。たてをつく。
「突」を含む四字熟語
曲突徙薪(きょくとつししん)
未然に災難を防ぐこと。 「突」は煙突のこと。 「徙」は移すこと。場所を変えること。 ある家で、かまどの煙突の近くに薪を積んでいた。 煙突を曲げて、薪をかまどから離れた場所に移動しないと火事になると忠告したが、従わず本当に火事になったという故事から。
孔席墨突(こうせきぼくとつ)
休む暇もないほど忙しく駆けまわること。 「孔」は儒家の孔子。 「席」は座席。 「墨」は思想家の墨子。 「突」は煙突のこと。 孔子や墨子は、道を説くために忙しく諸国を回るために、座席が暖まるほど座ることもなく、煙突に煤(すす)がつくほどかまどを使うこともないということから。 「孔席暖まらず墨突黔まず」を略した言葉。
徙薪曲突(ししんきょくとつ)
未然に災難を防ぐこと。 「徙」は移すこと。場所を変えること。 「突」は煙突のこと。 ある家で、かまどの煙突の近くに薪を積んでいた。 煙突を曲げて、薪をかまどから離れた場所に移動しないと火事になると忠告したが、従わず本当に火事になったという故事から。
猪突猛進(ちょとつもうしん)
他のことがどうなるか考えることもなく、目標だけを見て全力でまっすぐ突き進むこと。 「猪突」は猪がまっすぐに突進するという意味から、ひたすら目標だけを目指して行動すること。 「猛進」はものすごい勢いで突き進むこと。
唐突千万(とうとつせんばん)
急で場違いな様子。 「唐突」はいきなり、突然という意味。 「千万」は程度が甚だしいこと。
突怒偃蹇(とつどえんけん)
怒った人やおごりたかぶった人の顔を言い表す言葉。 または、岩石が角ばっていて突き出た様子を言い表す言葉。 「突怒」は激しく怒っている様子。 「偃蹇」はおごりたかぶっている人の様子。
「突」を含むことわざ
頭を突っ込む(あたまをつっこむ)
興味や関心のある物事に関わりを持つ。仲間になる。また、深入りする。
意表を突く(いひょうをつく)
相手の予想外のことをしたり言ったりして驚かせる。 「意表」は、思いがけないこと。考えてもいなかったこと。
牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
仲が悪く、何かにつけて争い合うこと。
兎の毛で突いたほど(うのけでついたほど)
きわめて小さいことのたとえ。うさぎの細い毛の先で突いたほどのわずかという意から。
核心を突く(かくしんをつく)
物事のもっとも重要な問題点をするどく指摘することのたとえ。
片足を突っ込む(かたあしをつっこむ)
ある分野に少しだけ関わりをもつこと。