漢字「到」
人名読み・名のり(名前での読み)
- いたる
- ゆき
- よし
筆順(書き順)
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「到」の読み方
「到」を含む言葉・熟語
至る・到る(いたる)
目的の場所に到着する。行き着く。
到る所・到る処・至る所(いたるところ)
全ての場所。あらゆる場所。
懇到(こんとう)
思いやりの気持ちが隅々に行き渡っていること。
殺到(さっとう)
多くの人や物が一つのところに一度に集まること。
周到(しゅうとう)
細かい部分まで行き届いていて手抜かりがないこと。
心到(しんとう)
あるものに心が集中すること。
「到」を含む四字熟語
一韻到底(いちいんとうてい)
漢詩における古詩の技巧で、初めから終わりまで一つの韻で通すこと。 「韻」は詩のリズムや響きを美しくするために同じ響きの漢字をおくこと。 「到底」は最初から最後までの意。
意到筆随(いとうひつずい)
文章を作るときに、思ったままに筆が進むこと。 文章を書きたいと思う気持ちのままに筆が進むという意味から。 「意至りて筆随う」とも読む。
好機到来(こうきとうらい)
すばらしい機会がやってくること。 「好機」は行動するのによい時期。 「到来」はやって来るという意味。
懇到切至(こんとうせっし)
細かいところまで親切が行き届いていること。 「懇到」と「切至」はどちらも丁寧で、真心が十分に行き届いていること。
周密精到(しゅうみつせいとう)
隅々まで行き届いていること。 「周密」と「精到」は、どちらも細かい場所まで注意が行き届いていることで、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。
時機到来(じきとうらい)
よい機会がやってくるという意味。 「時機」はよい機会のことで、時機が到来するということから。
「到」を含むことわざ
意到りて筆随う(いいたりてふでしたがう)
思いのままに筆が動いて文章が書けること。自分が書く気になれば、筆がひとりでに随ってくるという意から。
精神一到、何事か成らざらん(せいしんいっとう、なにごとかならざらん)
精神を集中して取り組めば、どんな難しいことでもできないことはないということ。
水到りて渠成る(みずいたりてきょなる)
学問を究めればおのずから徳が備わってくるということ。また、時期が来ればものごとは自然に成就することもいう。「渠」は溝のことで、水が流れれば自然に溝が出来る意から。