漢字「用」
漢字構成
「用」を含む漢字
人名読み・名のり(名前での読み)
- ちか
- もち
筆順(書き順)
「用」の読み方
用いる(もちいる)
用き(はたらき)
用て(もって)
「用」を含む言葉・熟語
愛用(あいよう)
日ごろから好んでその物を使うこと。
悪用(あくよう)
本来の目的とは異なる悪い目的に使うこと。
応用(おうよう)
持っている理論や知識などを実際に使って役立てること。また、異なる分野でうまく活用すること。
活用(かつよう)
そのものが持つ性質や能力を十分に活かして使うこと。
外用(がいよう)
皮膚などの体の外側に薬を塗ること。
学用品(がくようひん)
学校で勉強するために使う道具。文房具や鞄など。
「用」を含む四字熟語
応用無辺(おうようむへん)
仏や菩薩は、衆生を苦しみから救うためならいつでもどこでも自由に現れるということ。 「無辺」は限りがないということ。
器用貧乏(きようびんぼう)
何でも人並み以上にうまいために、色々なことに手を出してしまい、どれも中途半端となり極めることができないこと。 または、そのような器用さを都合よく利用され、個人としての実績を上げることが出来ないこと。
軽便信用(けいべんしんよう)
手間がかからずに得られる信用のこと。 信用を得るには、長い期間の努力の積み重ねるしかないが、これは便利で簡単に得られる信用をいう。
御用繁多(ごようはんた)
仕事で忙しいこと。 「御用」は幕府や朝廷の仕事。公務。 「繁多」はやるべきことが多くて忙しいこと。
職権濫用(しょっけんらんよう)
自分の職務上認められている権限を越えた行いをしたり、不正に使用したりすること。 「職権」は職務上認めらている権限のこと。 「濫用」は良し悪しを考えず無闇に使うこと。 「職権乱用」とも書く。
自浄作用(じじょうさよう)
川や海、大気などが流れている間に、自然と綺麗になる作用のこと。 または、組織など内にある悪い部分を、自らの力で改善すること。
「用」を含むことわざ
いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
今は必要ない物でも、いつか役に立つことがあるので、むやみに捨てないほうがいいということ。今は不用の物でも、三年も取っておけば役に立つ機会があるという意から。
意を用いる(いをもちいる)
心を配る。気にかける。
運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)
何事もその機能をうまく活用するためには、それを用いる人の心ひとつにかかるということ。
お安い御用(おやすいごよう)
簡単である。たやすいことである。 相手の依頼に対して、気軽に引き受けることができる、まったく苦ではない、といった意思を示すときに使う言葉。
火事あとの火の用心(かじあとのひのようじん)
時機に遅れて役に立たないことのたとえ。 火事を出してしまってから火の用心をしても間に合わないとの意から。
寒に帷子、土用に布子(かんにかたびら、どようにぬのこ)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類、「布子」は木綿の綿入れのこと。 冬の寒い時に単衣の帷子を着、暑い時に綿入れを着るということから。 「土用布子に寒帷子」ともいう。