漢字「門」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
漢字構成
「門」を構成に含む漢字
- 閂
- 閁
- 閄
- 們
- 閃
- 閅
- 問
- 捫
- 閊
- 䦍
- 閇
- 閆
- 㥃
- 閉
- 菛
- 閈
- 䦌
- 間
- 閌
- 閒
- 䦑
- 開
- 閔
- 焛
- 閍
- 閕
- 䦎
- 悶
- 椚
- 閏
- 閖
- 閎
- 閗
- 䦏
- 閑
- 閐
- 䦐
- 閙
- 閛
- 閟
- 㴸
- 閠
- 閜
- 䦒
- 閝
- 㨛
- 䦓
- 閘
- 閚
- 閞
- 䦔
- 閤
- 蔄
- 閪
- 䦙
- 閥
- 蔅
- 閡
- 䦖
- 䦚
- 僩
- 聞
- 関
- 閧
- 熌
人名読み・名のり(名前での読み)
- と
- ひろ
- ゆき
筆順(書き順)
「門」の読み方
門(かど)
門(いえ)
門(と)
門(みうち)
「門」を含む言葉・熟語
赤門(あかもん)
朱色で塗られた門。
一門(いちもん)
血のつながりのある人々。一つの家族。一族。
応門(おうもん)
宮殿の正門。
大門(おおもん)
建物の正面にある大きな門。表門。
お門違い(おかどちがい)
訪ねる家を間違えて別の家を訪ねること。
開門(かいもん)
閉じている門を開くこと。
「門」を含む四字熟語
一門数竈(いちもんすうそう)
一つの家族が一つの家に暮らしながらも、生計を別々にしてまとまりがないことを非難する言葉。 「一門」は一つの家族。 「数竈」はかまどが複数あること。 一つの家に複数のかまどがあるということから。 元は魏が南方の江南地方の風習を非難して言った言葉。
一登竜門(いっとりゅうもん)
権力を持っている人に認められると、急激に世間の評判はよくなるということ。 「一登」は一回登ること。 「竜門」は中国の黄河の上流にある山のことで、非常に激しい流れの川があることで有名。 苦しく険しいことで有名な場所を一度でも登りきれば、名声を上げることが出来るということから。
倚門之望(いもんのぼう)
母親が子のことを思う愛情のこと。 「倚」は寄りかかるという意味。 母親が門に寄りかかって、子の帰りを待ち望むという意味から。 中国の春秋時代の衛の王孫賈は、朝早くから夜遅くまで出掛けることが多く、母親は家の前の門や、村の入り口にある閭という門に寄りかかって帰ってくるのを待ちわびたという故事から。
于公高門(うこうこうもん)
人知れず善行を積んだ家の子孫は繁栄することのたとえ。 「于公」は人物名で、漢代に丞相になった于定国の父のこと。 于公は裁判官として公平に裁判を処理して、ひそかに善行を積んでいた。 彼の住む村の門を修理するときに、人知れず善行を積む家の子孫は出世して繁栄するだろうと、門を広大に作った故事から。
轅門二竜(えんもんにりょう)
中国の唐の烏承ヒンと烏承恩の二人のこと。 二人が戦場ですぐれた功績をあげたことを評した言葉。 「轅門」は戦場のたとえで、二台の戦車の舵棒、轅を向かい合わせて門にしたということから。
王門伶人(おうもんれいじん)
王家に仕える演奏家。 または、権力者に召抱えられている芸術家。 「王門」は王家。 「伶人」は演奏家。 武陵王は、琴の達人の戴逵を召抱えようとしたが断られたという故事から。
「門」を含むことわざ
商いは門門(あきないはかどかど)
商売のこつは客を観察してその客に合った物を売ることだということ。
朝酒は門田を売っても飲め(あさざけはかどたをうってものめ)
朝酒は格別おいしいので、少々無理をしてでも飲むべきだということ。「門田」は家の門前にある田の意。
倚門の望(いもんのぼう)
母親が子どもの帰りを待ちわびること。また、そういう母親の愛情のこと。中国の春秋時代、王孫賈(おうそんか)の母親が門に倚(よ)りかかって、我が子の帰りを待ちわびたという故事から。
お門違い(おかどちがい)
目指すところが違っていること。見当違いであること。 訪問する家が間違っているとの意から。
門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか)
門松はめでたいものだが、飾るたびに年を重ね死に近づくので、いわばあの世に向かう一里塚のようなものだということ。 「冥土」は、あの世のこと。 「一里塚」は、街道に一里ごとに築かれ、旅人のための里程標となった塚のこと。 この歌は一休作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けてもいわれる。
鬼門(きもん)
万事に不吉だとされた艮(うしとら)の方角(北東)。 行くのが嫌な場所のたとえ。また、苦手で避けたい人物や事柄のたとえ。 北東の方角は、陰陽道で鬼が出入りすると忌み嫌われたことから。