漢字「肉」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
筆順(書き順)
「肉」の読み方
肉(しし)
「肉」を含む言葉・熟語
「肉」を含む四字熟語
一塊之肉(いっかいのにく)
兄弟のいない、ただ一人の子のこと。 「一塊」はひとつのかたまり。 「肉」は人間の身体のこと。 南宋の祥興帝が入水自殺して王朝が滅亡したことを聞いた、楊太后が嘆き言ったという故事から。
以肉去蟻(いにくきょぎ)
目的を果たすための方法を誤うと逆効果になることのたとえ。 蟻(あり)が好む肉を使って蟻を追い払おうとするということから。 「肉を以て蟻を去る」とも読む。
委肉虎蹊(いにくこけい)
わかっていながらも危険な状況や災難を招くことのたとえ。 または、無駄死にすること。 「委」は捨てるや、置くという意味。 「虎蹊」は虎がいる道。 虎が出る道に肉を落とすという意味から。 「肉を虎蹊に委つ」という形で使うことが多い言葉。
鬱肉漏脯(うつにくろうほ)
腐って臭い肉のこと。 または、先のことは考えずにその場をやり過ごすこと。 空腹を満たすために腐った肉を食べるという意味から。 「鬱」は痛んで腐ること。 「漏」は腐って臭うこと。 「脯」は薄く切った干し肉、ほしじしのこと。
肌肉玉雪(きにくぎょくせつ)
白く美しい女性の肌を言い表す言葉。 「玉雪」は真っ白で美しい雪のこと。 純白で美しい雪のように白い肌という意味から。
強食弱肉(きょうしょくじゃくにく)
弱者の犠牲があって、その上にいる強者が繁栄すること。
「肉」を含むことわざ
皮を切らせて肉を切り、肉を切らせて骨を切る(かわをきらせてにくをきり、にくをきらせてほねをきる)
自分自身も犠牲を払い、相手により大きな打撃を与えることのたとえ。自分の皮を切らせておいて相手の肉を切り、自分の肉を切らせてそのかわりに相手の骨を切るという意から。
苦肉の策(くにくのさく)
相手を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行う策略。
骨肉相食む(こつにくあいはむ)
肉親同士が激しく争うこと。「骨肉」は、親子・兄弟などの血のつながった者の意。
大豆は畑の肉(だいずははたけのにく)
大豆には、良質のたんぱく質や脂肪が含まれ、肉にも負けないような栄養があるということ。
血となり肉となる(ちとなりにくとなる)
学んだことや経験したことがしっかりと身について、将来に役立つようになること。 摂取した食物がよく吸収されて、やがて体の一部(血や肉)になるとの意から。
血湧き肉躍る(ちわきにくおどる)
戦闘や勝負などの前に高揚して全身に力が満ちる様子。