漢字「虎」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
「虎」を構成に含む漢字
- 俿
- 䖊
- 虒
- 䖋
- 虓
- 䖌
- 彪
- 虙
- 䖎
- 淲
- 萀
- 唬
- 㙈
- 婋
- 猇
- 傂
- 琥
- 虝
- 㔸
- 䖐
- 椃
- 䖑
- 搋
- 甝
- 㡗
- 䖔
- 㥴
- 䖕
- 號
- 㴲
- 䖖
- 嗁
- 裭
- 䖓
- 遞
- 歋
- 䗂
- 滮
- 虠
- 榹
- 箎
- 覤
- 㾷
- 磃
- 諕
- 禠
- 䝞
- 褫
- 虢
- 䴘
- 篪
- 虣
- 虤
- 錿
- 虥
- 螔
- 虦
- 㙱
- 䖘
- 蹏
- 擨
- 䚦
- 䬌
- 謕
- 䞾
人名読み・名のり(名前での読み)
- たけ
筆順(書き順)
「虎」の読み方
「虎」を含む言葉・熟語
虎杖(いたどり)
ナデシコ目タデ科ソバカズラ属の多年草植物。大きいものは二メートルほどになり、夏になると小さな白い花が咲く。若い芽は食べると酸味がある。根は薬用する。スカンポやイタンポなど多くの別称がある。
虎魚(おこぜ)
カサゴ目フサカサゴ科、または、オニオコゼ科の魚類の総称。背びれに毒がある。味はよいが可食部は少ない。
お丸・お虎子(おまる)
室内で使う持ち運びができる便器。子どもや病人などが使う。
騎虎(きこ)
勢いが激しくなってやめようとしてもやめられないことのたとえ。虎の背に乗って走り出すと途中で降りられないということから。
虎穴(こけつ)
虎が巣としている穴。
虎口(ここう)
この上なく危険な場所や状態。
「虎」を含む四字熟語
為虎傅翼(いこふよく)
もとから強い力を持っているものが、さらに力をつけること。 「傅翼」は翼をつけることで、もとから強い虎に翼をつけて飛べるようにするという意味。
委肉虎蹊(いにくこけい)
わかっていながらも危険な状況や災難を招くことのたとえ。 または、無駄死にすること。 「委」は捨てるや、置くという意味。 「虎蹊」は虎がいる道。 虎が出る道に肉を落とすという意味から。 「肉を虎蹊に委つ」という形で使うことが多い言葉。
雲竜風虎(うんりょうふうこ)
似た同士が互いに引きつけ合うこと。 または、英雄や豪傑のたとえ。 竜は雲と共に現れ、虎は風を引き連れて現れると考えられていたことから。
燕頷虎頸(えんがんこけい)
武勇に秀でた、勇ましい武者の容姿のたとえ。 または、遠い国の諸侯となる人の容姿のたとえ。 燕のような顎と、虎のように太い首のことで、武勇に秀でた人物の骨相をいう。 中国の後漢の班超は筆書の仕事をしていたが、武功を上げたいと占い師に聞くと、遠い地域で諸侯になる人相だと言われ、万里の長城の外で武功を上げ、定遠侯に封じられたという故事から。
燕頷虎頭(えんがんことう)
武勇に秀でた、勇ましい武者の容姿のたとえ。 または、遠い国の諸侯となる人の容姿のたとえ。 燕のような顎と、虎のような頭のことで、武勇に秀でた人物の骨相をいう。 中国の後漢の班超は筆書の仕事をしていたが、武功を上げたいと占い師に聞くと、遠い地域で諸侯になる人相だと言われ、万里の長城の外で武功を上げ、定遠侯に封じられたという故事から。
苛政猛虎(かせいもうこ)
悪政は人を食べる虎よりも人々を苦しめるということ。 人々を苦しめる政治を戒める言葉。 「苛政」は人々を苦しめるひどい政治。 中国の思想家の孔子が道端で泣いている女性に出会い、その理由を聞くと姑と夫、息子が虎に殺されたといい、孔子がなぜこの地を離れないのかと聞くと、悪政がしかれていないからと答えたという故事から。 「苛政は虎よりも猛し」とも読む。
「虎」を含むことわざ
危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
非常に危険なことをすることのたとえ。
市に虎あり(いちにとらあり)
事実でないことでも、大勢の人が口にすればみんなが信じるようになるということ。 「市」は町の意で、虎が町にいるはずはないが、大勢が「町に虎がいる」と言えば信じてしまうという故事から。
苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)
悪政が人民に与える害は、虎よりも恐ろしいということ。 「苛政」は、人民を苦しめる過酷な政治のこと。 中国の泰山の麓で、家族を虎に食われ泣いていた婦人に孔子が「何故この国を出て行かないのか」と尋ねると「苛政がないからだ」と答えたという故事から。
騎虎の勢い(きこのいきおい)
勢いやはずみがついて途中でやめられなくなることのたとえ。「騎虎」は虎に乗ること。虎に乗って走り出すと、途中で降りたら虎に食い殺されるので仕方なく走り続けなければならないことから。
狐虎の威を藉る(きつねとらのいをかる)
他人の権力に頼って、弱いものが空威張りすることのたとえ。 虎に捕らえられた狐が「天の神が私を百獣の長にした。だから私を食べると天の命令にそむくことになる。うそだと思うならついてきなさい。獣たちはみな逃げ出すはずだ」といった。 虎が狐のあとについていくと、獣たちがみな逃げて行った。 虎は自分を恐れて獣たちが逃げたことに気づかず、狐を恐れて逃げ出したと信じたという故事から。
虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)
危険なことも敢えてしなければ、大きな成功は得られないというたとえ。虎の棲む穴に入らなければ、虎の子をつかまえることは出来ないという意から。