漢字「疎」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
「疎」を含む漢字
筆順(書き順)
「疎」の読み方
疎い(うとい)
疎む(うとむ)
疎(うろ)
疎(おろ)
疎か(おろか)
疎か(おろそか)
疎す(とおす)
疎る(とおる)
疎ら(まばら)
「疎」を含む言葉・熟語
過疎(かそ)
その地域に住んでいた人が移住したために、人口が非常に少ないこと。
空疎(くうそ)
見た目はしっかりしてるが中身がないこと。
気疎い(けうとい)
嫌だと感じる。いとましい。不愉快。
親疎(しんそ)
親しいことと親しくないこと。親密なことと疎遠なこと。
情疎・情疏(じょうそ)
親しみの気持ちが薄くなること。
疎音・疏音(そいん)
長い期間便りをしないこと。
「疎」を含む四字熟語
暗香疎影(あんこうそえい)
どこからともなく漂う花の香りと、月光に照らされた木々の影の情景。 または、梅のこと。 「暗香」はどこからか漂う良い香りのこと。 「疎影」はまばらに広がる木々の影のこと。
迂疎空闊(うそくうかつ)
回りくどくて実際には役に立たないこと。 または、世間の事柄についての知識や理解が不十分で役に立たないこと。 「迂疎」は間接的で役に立たないことや世情に疎いこと。 「空闊」は広々としている様子やおおざっぱなこと。
志大才疎(しだいさいそ)
大きな目標を掲げているが、それに見合う才能や能力がないこと。
疎鹵迂遠(そろうえん)
質が悪く、役に立たない様子。 「粗鹵」は作りが雑で役に立たないこと。 「迂遠」は遠まわしで面倒な様子。 「疎鹵迂遠」とも、「麁鹵迂遠」とも書く。
疎鹵狭隘(そろきょうあい)
見識や学問が雑で狭いこと。 「粗鹵」は作りが雑で役に立たないこと。 「狭隘」は狭いという意味。 「疎鹵狭隘」とも、「麁鹵狭隘」とも書く。
内疎外親(ないそがいしん)
内心は嫌っているが、それを隠して親しげに接すること。 「内疎」は内側で嫌っていること。 「外親」は外側で親しいように見せかけること。
「疎」を含むことわざ
悪女は鏡を疎む(あくじょはかがみをうとむ)
器量の悪い女性が鏡に向かうのを嫌がるように、人間は自分の欠点に触れるのを嫌がるということ。「悪女」は不器量な女のこと。
あだや疎か(あだやおろそか)
いい加減に扱うさま。軽々しく考えるさま。 後に否定の語を伴って用いる。
去る者は日日に疎し(さるものはひびにうとし)
死んだ人は、月日が経つとだんだんと忘れられていく。また、親しくしていた人も、遠く離れてしまうとしだいに疎遠になるということ。
世事に疎い(せじにうとい)
世間での一般的なしきたりや慣習などの知識が少ないこと。
天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)
悪事を犯した者は必ず天罰を受けるということ。 「恢恢」は広大なこと。「疎」は粗いこと。 天の網は広く、目が粗いように見えるが、絶対に網の目から漏らすことはないという意から。