漢字「歳」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
筆順(書き順)
「歳」の読み方
歳(とし)
時の単位。地球が太陽を一回りする時間。一年。
歳(とせ)
歳(よわい)
「歳」を含む言葉・熟語
歳(さい)
一年間。とし。
歳計(さいけい)
一年、または、一会計年度の期間の収入と支出の全ての合計。
歳月(さいげつ)
年と月。としつき。
歳歳(さいさい)
毎年。ねんねん。としどし。
歳出(さいしゅつ)
国家や地方公共団体などの一会計年度の支出の合計。
歳時記(さいじき)
俳句の季語を集め分類し、解説と例となる俳句をのせた書物。季寄せ。
「歳」を含む四字熟語
鶴寿千歳(かくじゅせんざい)
長く生きること。 鶴は千年生きることができるといわれているということから。
歳寒三友(さいかんさんゆう)
冬に友とすべきもので東洋画の画題としても好まれる松、竹、梅のこと。 「歳寒」は寒い季節、冬のことから乱世や逆境ともいう。 乱世に友とすべき山水・松竹・琴酒のことをいう場合もある。
歳寒松柏(さいかんしょうはく)
逆境で苦しい状況でも、信念や志を貫くことのたとえ。 「歳寒」は季節の冬。または逆境や苦難という意味。 松や柏などの常緑樹は寒い季節でも緑の葉をつけていることから。
歳月不待(さいげつふたい)
年月はあっという間に過ぎていき、人の都合などでは待ってくれないので、時を大切にせよという戒めの語。
歳歳年年(さいさいねんねん)
「来る年も来る年も」や「毎年、毎年」という意味。 「歳歳」と「年年」はどちらも「どの年も」という意味。
終歳馳駆(しゅうさいちく)
極めて忙しく、一年中走り回ること。 「終歳」は一年中、いつもという意味。 「馳駆」は走り回る、尽力すること。
「歳」を含むことわざ
歳寒の松柏(さいかんのしょうはく)
逆境で苦しい状況でも、信念や志を貫くことのたとえ。 「歳寒」は季節の冬。または逆境や苦難という意味。 松や柏などの常緑樹は寒い季節でも緑の葉をつけていることから。 「松柏の操」ともいう。
歳月、人を待たず(さいげつ、ひとをまたず)
時は人の都合などおかまいなしに刻々と過ぎ去っていく。だから時間を無駄にせず大事にせよということ。 「時は人を待たず」ともいう。
三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
子どもでも知恵も分別もある者もいれば、老人でも無知で愚かな者もいるということ。人の賢さは年齢に左右されないということ。「十歳の翁百歳の童」「八歳の翁百歳の童」ともいう。
男女七歳にして席を同じゅうせず(だんじょしちさいにしてせきをおなじゅうせず)
人は七歳にもなれば、男女の別を明らかにしてみだりに慣れ親しんではならないということ。男女は七歳になったら同じ敷物に座るべきではないという儒教の道徳から。
歳寒くして松柏の凋むに後るるを知る(としさむくしてしょうはくのしぼむにおくるるをしる)
日計足らずして歳計余りあり(にっけいたらずしてさいけいあまりあり)
一見、利益が上がっていないように思えるが、長い目で見ると確実に利益があるということ。日々の計算では儲けがないように見えるが、一年を通じるとちゃんと利益があるという意から。