漢字「盛」
「盛」を構成に含む漢字
「盛」と構成が似ている漢字
人名読み・名のり(名前での読み)
- さかり
- しげ
- しげる
- たけ
- もり
筆順(書き順)
「盛」の読み方
盛る(もる)
盛る(さかる)
勢いが激しくなる。
盛ん(さかん)
勢いが激しい様子。
「盛」を含む言葉・熟語
泡盛(あわもり)
主にインディカ米の砕米を原料として製造される沖縄特産の焼酎。アルコール度数の高いお酒。
旺盛(おうせい)
非常に勢いのある様子。
お手盛り(おてもり)
自分の都合がいいように自分の権力を使って取り計らうこと。自分の食器に自分で好きなように料理を盛る意から。
男盛り(おとこざかり)
男性が最も元気に働くことができる時期。
最盛期(さいせいき)
一番栄えている時期。
酒盛り・酒盛(さかもり)
酒を飲みながら楽しむこと。酒宴。
「盛」を含む四字熟語
衣冠盛事(いかんせいじ)
名門の家に生まれてさらに功績を上げた後に、家の名声を引き継ぐこと、またはその者のこと。 「衣冠」は衣服と冠のことで名門、立派な家柄という意味。 「盛事」は立派な事業や功績、盛大な事柄のこと。
栄枯盛衰(えいこせいすい)
「栄枯」は草木が茂ったり枯れたりする、「盛衰」は盛んなことと衰えることから、栄えたり衰えたりすること。 または、繁栄しても衰退する人の世界のはかなさのこと。
五蘊盛苦(ごうんじょうく)
人の体と心を構成している五つの要素から生まれる苦しみのこと。 「五蘊」は人の体と精神を構成する五つの要素のこと。 全ての物質をいう「色」、感覚をいう「受」、心の中に浮かぶ像をいう「想」、欲求をいう「行」、意識をいう「識」の五つ。 仏教の言葉で、八苦のうちの一つ。
五陰盛苦(ごおんじょうく)
人の体と心を構成している五つの要素から生まれる苦しみのこと。 「五陰」は人の体と精神を構成する五つの要素のこと。 全ての物質をいう「色」、感覚をいう「受」、心の中に浮かぶ像をいう「想」、欲求をいう「行」、意識をいう「識」の五つ。 仏教の言葉で、八苦のうちの一つ。
五盛陰苦(ごじょうおんく)
人の体と心を構成している五つの要素から生まれる苦しみのこと。 「五」「陰」は人の体と精神を構成する五つの要素のこと。 全ての物質をいう「色」、感覚をいう「受」、心の中に浮かぶ像をいう「想」、欲求をいう「行」、意識をいう「識」の五つ。 仏教の言葉で、八苦のうちの一つ。
商売繁盛(しょうばいはんじょう)
商いがうまくいって利益が出て、賑わい栄えること。 「繁盛」は賑わい、栄えること。 「商売繁昌」とも書く。
「盛」を含むことわざ
薊の花も一盛り(あざみのはなもひとさかり)
誰でも年ごろになると、それなりの魅力が出てくるということ。あまり好まれない薊の花も、美しい時期があるという意から。
新しい酒は新しい革袋に盛れ(あたらしいさけはあたらしいかわぶくろにもれ)
新しい内容を表現するためには、新しい形式が必要であるということ。
新しい酒を古い革袋に盛る(あたらしいさけをふるいかわぶくろにもる)
新しい内容を古い形式にはめ込むこと。多く内容も形式とが、ともに生かされないことにいう。
一服盛る(いっぷくもる)
人を殺すために、ひそかに毒薬を飲ませる。 「一服」は、粉薬一回分。
盛りがつく(さかりがつく)
性的な欲望を抑えられなくなること。主に発情期を迎えた獣のことをいうが、人に対して小馬鹿にして使うこともある。
擂り粉木で芋を盛る(すりこぎでいもをもる)
絶対にできないことのたとえ。不可能なことのたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 丸い棒を用いて、丸い芋を皿に盛りつけようとしてもできないとの意から。