漢字「笑」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
「笑」を含む漢字
人名読み・名のり(名前での読み)
- え
- えみ
- ふさ
筆順(書き順)
「笑」の読み方
笑う(わらう)
笑む(えむ)
嬉しそうに笑うこと。
「笑」を含む言葉・熟語
愛想笑い(あいそわらい)
相手に気に入られようとしてする作り笑い。
嘲笑う・嘲う(あざわらう)
人を見下して笑うこと。馬鹿にして笑う。あざけりわらう。
一笑(いっしょう)
軽く笑うこと。
薄笑い(うすわらい)
表情を変えずに声も出さない笑い方。相手を蔑む笑い方。
笑顔(えがお)
微笑んでいるときの顔の表情。
笑壺(えつぼ)
物事が思い通りになって笑顔になること。
「笑」を含む四字熟語
唖然失笑(あぜんしっしょう)
突然の出来事に驚いて、思わず笑ってしまうこと。 「唖然」は予想外の出来事で驚いて呆れること。 「失笑」は無意識に笑ってしまうこと。
一笑一顰(いっしょういっぴん)
顔をしかめたり笑ったりすること。 わずかな表情の変化のこと。 「顰」は顔は顔をしかめること。
一笑千金(いっしょうせんきん)
美人のこと。 一度の微笑みが千金にも値することから。
一笑置之(いっしょうちし)
いい加減に扱う。相手にしない。 軽く笑って別の場所に置くという意味から。 「一笑、之を置く」とも読む。
呵呵大笑(かかたいしょう)
大きな声で思い切り笑うこと。 「呵呵」と「大笑」はどちらも大笑いすること。
含笑入地(がんしょうにゅうち)
悔いを残さず、心穏やかに死ぬこと。 「入地」は遺体を土の中に埋めること。 中国の後漢の韓韶が贏県を治めていたときに、難民に食べ物を与えたところ、戸主に非難されたが、韓韶は困っている人を助けて罰せられるのなら笑顔で死ねると言ったという故事から。 「笑いを含んで地に入る」とも読む。
「笑」を含むことわざ
朝のぴっかり姑の笑い(あさのぴっかりしゅうとめのわらい)
当てにならないことのたとえ。朝さんさんと日がさして天気がよいのと、姑の笑顔は変わりやすく当てにはできないという意から。
明日の事を言えば鬼が笑う(あすのことをいえばおにがわらう)
先のことはわからない。未来のことは予測できないというたとえ。
言い出しこき出し笑い出し(いいだしこきだしわらいだし)
臭いと最初に言い出した者、笑い出した者が、おならをした犯人であるということ。転じて、人から聞いたと噂話を話す人が、噂を作り出した張本人であることが多いというたとえ。
怒れる拳、笑顔に当たらず(いかれるこぶし、えがおにあたらず)
怒って強い態度で向かってきた者に対しても、優しい態度で接するほうが効果的であるということ。怒って振り上げた拳も、相手の笑顔に気勢をそがれて打ち下ろせないという意から。
一笑に付す(いっしょうにふす)
ただ笑って、まったく問題にしない。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。