漢字「流」について
流の部首・画数・読み方・意味・流を含む言葉・四字熟語・ことわざなどの情報です。
「流」の部首・画数・読み方・意味など
部首 | 水 氵 氺(みず・さんずい・したみず) |
---|---|
画数 | 10画(水3+7) |
音読み | |
訓読み | |
意味 | ながす。ながれる。水がながれる。ただよう。さまよう。 |
ながす。広める。伝える。 | |
ながす。罰として遠地に追いやる。 | |
ながれ。ながれる川。移りゆくさま。 | |
仲間。血筋。同類。例:流派(りゅうは) | |
品等。階級。身分。例:一流 二流 | |
根拠のないこと。いいかげんなこと。確かでない。 | |
日本りゅう。ながれ。旗や放棄を数えることば。 | |
日本ながし。客を求めて歩き回ること。 | |
種別 | 教育漢字常用漢字名前に使える漢字 |
学年 | 小学校3年生 |
漢検級 | 8級 |
JIS水準 | 第1水準 |
Unicode | U+6D41 |
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
漢字構成
「流」を含む漢字
「流」と似ている漢字
「流」と似ている漢字を全て見る人名読み・名のり(名前での読み)
- しく
- とも
- はる
地名での読み
「流」を含む地名を全て見る「流」を含む名字
「流」を含む名字を全て見る「流」を含む言葉・熟語
「流」を含む四字熟語
一時名流(いちじめいりゅう)
その時、その時代で名を知られていて、優れた能力のある人。 「一時」はその時、その時代。 「名流」はすぐれた能力があり、世に名が知れ渡っている人のこと。
一時流行(いちじりゅうこう)
その時々の世の中の好みに合った一時的な新しさのこと。 もとは俳諧のことばで、常に新しさを求めて、変化を重ねていくことから。
依流平進(いりゅうへいしん)
経歴や年齢が多い順番の通りに出世すること。 「流」は等級や身分、段階という意味。または、自然の成り行きのこと。 「平進」は順番通りに進むということ。または、成り行きの通りに進む。 「流れに依りて平進す」とも読む。
衍曼流爛(えんまんりゅうらん)
悪人が多く世の中全体に蔓延ること。 「衍曼」はどこまでも広がる様子。 「流爛」は離れ離れになること。 「衍漫流爛」とも書く。
開源節流(かいげんせつりゅう)
支出を抑え、財源を増やす健全な財政のこと。 「開源」は水源を開発すること。 「節流」は水の流れの量を調節すること。 川の流れに財政をたとえたもの。
貴種流離(きしゅりゅうり)
高貴な生まれの人が他国をさすらって、苦難や恋などの苦楽を経験して帰国すること。 「貴種」は身分が高い家で生まれ育ったこと。 「流離」は他国でさすらうこと。 『竹取物語』や『今昔物語』、『源氏物語』などの物語の類型のことで「貴種流離譚」という。
「流」を含むことわざ
汗水流す(あせみずながす)
一生懸命に働くさま。 水のように汗が流れるほど働くことから。
汗水を流す(あせみずをながす)
一生懸命に働くさま。 水のように汗が流れるほど働くことから。
汗を流す(あせをながす)
労働や運動に一生懸命に取り組むこと。全力で当たること。
石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
物事の道理が逆であることのたとえ。
石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす)
負け惜しみが強いことのたとえ。また、屁理屈をつけて自説を正当化することのたとえ。晋の孫楚が「石に枕し、流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ、流れに枕す」といい誤ったとき、「石に漱ぐとは歯を磨くこと、流れに枕すとは耳を洗うことだ」とこじつけた故事から。夏目漱石の号もこの故事から。
石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)
俗世間から離れ、自然の中で自由な生活をすること。 石を枕にして眠り、起きれば川の水で口を洗うということから。