漢字「来」
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
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?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
筆順(書き順)
「来」の読み方
来る(くる)
来す(きたす)
予想していない悪い事態を引き起こす。
来る(きたる)
別の場所から近い場所へ移動する。くる。
来し(きし)
来し(こし)
「来」を含む言葉・熟語
在り来り(ありきたり)
以前から世間のどこにもあること。
行き来・往き来(いきき・ゆきき)
行くことと来ること。往来。
往来(おうらい)
行ったり来たりすること。行き来すること。来往。
大出来(おおでき)
出来上がりの具合が思っていたよりもよいこと。上出来。
お出来(おでき)
炎症などによって皮膚の一部が腫れたもの。腫れ物。できもの。
懐来・懐來(かいらい)
相手が慕って来るようにさせること。懐けきたすこと。
「来」を含む四字熟語
一往一来(いちおういちらい)
行ったり来たりすること。 「一」は"ある時は"という意味。 「往」は行くこと。 「来」は来ること。
一別以来(いちべついらい)
この前会った時以来という意味。 しばらく会っていない人との挨拶の時に言葉。 「一別」は一度別れるの意味。 「一別来」とも略す。
一陽来復(いちようらいふく)
悪い傾向にあった物事がよい傾向に向かうこと。 または、冬が終わって春が来ること。または、冬至のこと。 「一陽」は冬から春になる兆しのこと。 「来復」は再びやってくること。 もとは易経の言葉で、陰と陽の二つを組合せたものからなる六十四卦で、陰暦十月は陰だけで構成され、冬至から陽が一つ含まれるようになるということから。陽が復する(戻ってくる)のは冬至からであることから。
因往推来(いんおうすいらい)
過去の出来事から、これから先に起きそうな出来事を予測すること。 「往」は過去の出来事。 「来」は未来の出来事。 「往に因りて来を推す」とも読む。
永劫未来(えいごうみらい)
これから先、未来の時間が永遠ということ。 「劫」は仏教語でインドの時間単位の一番長いもので、時間が無限という意味。
枉駕来臨(おうがらいりん)
訪問を歓迎する敬語表現。 「枉駕」は進路を変えてわざわざ立ち寄ること。 「来臨」は来客があることの敬語表現。 ”わざわざお越しいただきまして”という意味。
「来」を含むことわざ
飽きが来る(あきがくる)
飽きる。嫌になる。 気に入っていたり満足していた物事が、長く続いていくうちに段々と嫌になってくる。
呆れが礼に来る(あきれがれいにくる)
ひどく呆れることを誇張していうことば。 「呆れがお礼」ともいう。
朝の来ない夜はない(あさのこないよるはない)
ものごとは必ずいつか、よい方へ変わるということ。「夜の明けない朝はない」ともいう。
頭に来る(あたまにくる)
怒る。かっとなる。
お釣りが来る(おつりがくる)
十分に足りていて、余りが出ること。
一昨日来い(おとといこい)
二度と来るな。 相手をののしって追い払うときの言葉。