漢字「反」について
反の部首・画数・読み方・意味・反を含む言葉・四字熟語・ことわざなどの情報です。
「反」の部首・画数・読み方・意味など
部首 | 又(また) |
---|---|
画数 | 4画(又2+2) |
音読み | |
訓読み | |
意味 | かえす。かえる。裏がえす。逆にする。 |
かえす。かえる。元にもどす。元にかえる。 | |
かえりみる。振り返って考える。 | |
かえって。逆に。 | |
そむく。逆らう。 | |
漢字二字を合わせて音を表す方法。反切(はんせつ)。 | |
日本そらす。そる。体や物などが弓なりに曲がる。 | |
日本たん。田の面積の単位。十畝。 | |
日本たん。布地の長さの単位。鯨尺で二丈八尺。 | |
種別 | 教育漢字常用漢字名前に使える漢字 |
学年 | 小学校3年生 |
漢検級 | 8級 |
JIS水準 | 第1水準 |
Unicode | U+53CD |
「反」を含む言葉・熟語
「反」を含む四字熟語
易如反掌(いじょはんしょう)
物事を簡単に成し遂げることができること。 手の平を返す程度の難易度ということから。 「易きこと掌を反すが如し」とも読む。
回光反照(かいこうへんしょう)
自分本来の姿を振り返り、反省して修行すること。または、日が沈む前に夕日の照り返しで一瞬明るくなるということから、死の間際に息を吹き返すこと。 「回光」と「返照」はどちらも夕日の照り返しや、日の光の反射という意味から。 「回光」は「えこう」とも、「返照」は「へんじょう」とも読む。 「回光」は「廻光」とも、「返照」は「反照」とも書く。
帰真反璞(きしんはんはく)
自然で純朴な心に戻ること。 「帰真」と「反璞」は、どちらも素直で飾り気のない状態に戻ること。 「璞」は手が加えられていない、原石の状態の宝石のこと。 「真に帰り璞に反る」とも読む。
帰正反本(きせいはんぽん)
悪い状態をよい方へ変えて、元のあるべき状態に戻ること。 「正に帰り本に反る」とも読む。
求栄反辱(きゅうえいはんじょく)
栄誉を得ようとして、恥をかくこと。 「栄を求めて反って辱めらる」とも読む。
挙一反三(きょいちはんさん)
すぐれた能力と理解力があること。 一つのことを聞くと、そこから三つのことを理解できるという意味から。 「一を挙げて三を反す」とも読む。
「反」を含むことわざ
回瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
形勢がすっかり傾いた状態を、元の状態に引き戻すことのたとえ。 「狂瀾」は荒れ狂う大波。「既倒」は既に倒れたという意味。 崩れかけた大波を、向こうへ押し返すとの意から。 「狂瀾を既倒に返す」「回瀾(廻瀾)を既倒に反す」ともいう。
廻瀾を既倒に反す(かいらんをきとうにかえす)
形勢がすっかり傾いた状態を、元の状態に引き戻すことのたとえ。 「狂瀾」は荒れ狂う大波。「既倒」は既に倒れたという意味。 崩れかけた大波を、向こうへ押し返すとの意から。 「狂瀾を既倒に返す」「回瀾(廻瀾)を既倒に反す」ともいう。
屈み女に反り男(かがみおんなにそりおとこ)
女は少しうつむき加減にしている姿が良く、男は少し胸を張った反り加減の姿が良いということ。
烏に反哺の孝あり(からすにはんぽのこうあり)
子の親に対する礼儀や孝行の大切さをいう言葉。 鳩は親鳥よりも三本下の枝にとまり、烏は恩を忘れずに老いた親鳥の口に餌を運んで孝行するといわれる。 鳥でさえ親の恩に報いるのだから、人間はなおさら礼儀を尊び親孝行しなければならないということ。
唇を反す(くちびるをかえす)
人のことを憎んで悪くいうこと。
反りが合わない(そりがあわない)
性格や考え方などが相手と合わず、うまくいかないこと。 刀の反りが鞘に合わないとの意から。