漢字「明」
音読み | 小ミョウ |
---|---|
小メイ | |
△ミン | |
訓読み | 小あ(かす) |
小あか(らむ) | |
小あ(かり) | |
小あか(るい) | |
小あか(るむ) | |
小あき(らか) | |
小あ(く) | |
小あ(くる) | |
小あ(ける) | |
意味 | あかるい。光が当たってあかるい。 |
あきらか。はっきりしている。はっきりわかる。 | |
あきらかにする。あかす。 | |
あける。夜があける。日がのぼり、あかるくなる。 | |
あくる。次の。夜や年があけて次の。 | |
あかり。光。あかるくするためのもの。 | |
この世。現在の世。 | |
神。例:明神 | |
みん。王朝の名前。 | |
日本あき。あく。すき間。すき間ができる。 | |
日本あかす。あきらかにする。あかるみに出す。 | |
日本あかす。夜をあかす。眠らずに朝をむかえる。 |
- △…表外読み
- 小…小学校で習う読み
- 日本…日本固有の意味
異体字
異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?異体字とは
異体字とは同じ意味・読み方を持つ字体の異なる字のことです。
※ 「万」-「萬」 「竜」-「龍」 「国」-「國」 など
?標準字体・許容字体とは
標準字体・許容字体とは「漢字検定1級・準1級の解答に用いても正解とされる字体」です。
人名読み・名のり(名前での読み)
- あきら
- あけ
- てる
- はる
- ひろ
難読読み
- 明後日(あさって)
筆順(書き順)
「明」の読み方
「明」を含む言葉・熟語
愛染明王(あいぜんみょうおう)
三つの目と六本の腕があり、体は赤く、怒りの相を表した明王。仏教を守護し、愛欲がそのまま悟りへとつながること示している。
明明と(あかあかと)
辺り一帯が非常に明るい様子。
明かす(あかす)
秘密にしていることをおおやけにすること。
明らむ(あからむ)
夜が明け、空が明るくなること。
明かり(あかり)
辺りを照らす、明るい光。光線。
明るい(あかるい)
しっかりと見えるほどに、光が充分にさしている状態。
「明」を含む四字熟語
英明闊達(えいめいかったつ)
すぐれた才能と知恵を備え持ち、小さなことにこだわらない大らかな性格の人のこと。 「英明」は才能と知恵に長けていること。 「闊達」は心が広いこと。
淵明把菊(えんめいはきく)
風流をこの上なく愛する人のたとえ。 「淵明」は人の名前で、東晋の詩人の陶淵明のこと。 「把菊」は菊の花を摘むこと。 九月九日の重陽の節句に祝いの酒がなく、することがないので菊の花を摘んでいると、郡の長官の使いが酒を持ってきたので、陶淵明は喜んで飲み干して、酔って家に帰ったという故事から。 『蒙求』の表題の一つ。
恩讎分明(おんしゅうぶんめい)
恩とあだをはっきりと区別し、それぞれに必ず報いること。 「恩讎」は恩と讎(あだ)。 「分明」ははっきりと区別すること。 「恩讐分明」とも書く。
開化文明(かいかぶんめい)
科学力や技術力が上がることにより、生活の水準が上がること。 「開化」は今までにない知識や文化を知り、影響を受けて変化すること。 「文明」は人の創った文化。 日本では特に明治時代初期に、西洋の文化を取り入れて近代化した時代の流れのことをいう。
赫赫明明(かくかくめいめい)
はっきりとしていて、非常に明るく光り輝く様子。 「赫赫」は非常に明るく輝く様子。 「明明」ははっきりとしている様子。
闊達明朗(かったつめいろう)
明るくて些細なことにこだわらずさっぱりしていること。 「闊達」は些細なことにこだわらず、度量の大きいこと。
「明」を含むことわざ
明るけりゃ月夜だと思う(あかるけりゃつきよだとおもう)
考え方が単純で現実を知らないことのたとえ。外が明るいとすべて月夜だと思う意から。
明るみに出る(あかるみにでる)
隠されていたり、知られていなかった物事が、世間に知られる。 おもに、知られると悪い物事について用いる。
明けても暮れても(あけてもくれても)
毎日毎日同じような状態が続いたり、同じことを続けて行ったりするようす。
明後日の方(あさってのほう)
見当違いの方向。
明日は明日の風が吹く(あしたはあしたのかぜがふく)
先のことをいくら心配してもはじまらないので、なるがままに任せて生きるのがよいということ。明日は明日で、今日の風と違う風が吹くという意から。
足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
自分が不利な状態にならないうちに、手遅れにならないうちに、ということ。