漢字「角」
漢字構成
筆順(書き順)
「角」の読み方
角(かど)
角(つの)
角べる(くらべる)
角(すみ)
「角」を含む言葉・熟語
揚巻・総角(あげまき)
昔の男児の髪型、髪の結い方。
一角(いっかく)
一つの角。
一角獣(いっかくじゅう)
馬のような体に、頭部に一本の角が生えている想像上の動物。ユニコーン。
鋭角(えいかく)
先端が細く尖っている角。
角帯(かくおび)
着物の帯の一つ。男性用のもので、幅が狭く固い。
角界(かくかい・かっかい)
相撲に携わる人々の社会。相撲の社会。
「角」を含む四字熟語
烏白馬角(うはくばかく)
絶対にあるはずがないこと。 「烏白」は頭の色が白い烏、「馬角」は角の生えている馬のことで、そのような動物は存在しないということから。
海角天涯(かいかくてんがい)
二つの地がきわめて離れていることのたとえ。 天の果て、海の角という意味。
蝸角之争(かかくのあらそい)
取るに足らない小さな争いのたとえ。 「蝸角」はかたつむりの角のこと。 かたつむりの角のように小さく、左右にある国同士が小さな領土を奪い合う争いをしたという故事から。 「蝸牛角上の争い」を略した言葉。
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)
取るに足らない小さな争いのたとえ。 「角」はかたつむりの角のこと。 かたつむりの角のように小さく、左右にある国同士が小さな領土を奪い合う争いをしたという故事から。 「蝸牛角上の争い」を略した言葉。
含牙戴角(がんがたいかく)
獣のこと。 口に牙があって、頭に角がある生き物という意味から。 「牙を含み角を戴く」とも読む。
亀毛兎角(きもうとかく)
この世界に存在するはずのないもののこと。 亀の甲羅に毛が生え、兎の頭に角が生えるという意味から。 元は戦争が起こる触れのことを言った言葉。
「角」を含むことわざ
牛の角突き合い(うしのつのつきあい)
仲が悪く、何かにつけて争い合うこと。
牛の角を蜂が刺す(うしのつのをはちがさす)
なんとも感じないこと、あるいは効果がないことのたとえ。牛は蜂に角を刺されても、まったく痛くもかゆくも感じないことから。
鬼も角折る(おにもつのおる)
悪人がふとしたきっかけで善いことをしたり、真人間になることのたとえ。鬼が邪悪のシンボルである角を折るという意から。
蝸角の争い(かかくのあらそい)
狭い世界でのつまらないことにこだわった争いのこと。「蝸角」の蝸はかたつむり、角はつのの意。かたつむりの左右の角の上にある触国と蛮国が領土争いで戦ったという寓話による。「蝸牛、角上の争い」ともいう。
蝸牛、角上の争い(かぎゅう、かくじょうのあらそい)
狭い世界でのつまらない争いのこと。「蝸牛」はかたつむり。かたつむりの左右の角の上にある触国と蛮国が領土争いで戦ったという寓話による。
角が立つ(かどがたつ)
人と人との関係が険悪になること。また、事が荒だつこと。