漢字「物」
「物」を構成に含む漢字
難読読み
- 物集(もづめ)
筆順(書き順)
「物」の読み方
物(もの)
「物」を含む言葉・熟語
和え物(あえもの)
野菜や魚などを酢や味噌などの調味料と混ぜ合わせた料理。
青物(あおもの)
野菜をひとくくりにした呼び名。野菜全般の総称。また、青い色をした野菜。
青物屋(あおものや)
果物や野菜などを販売している店のこと。八百屋。
揚げ物(あげもの)
油で揚げた食べ物の総称。天ぷらやフライなど。
炙り物・焙り物(あぶりもの)
火で炙って調理した食べ物。焼き物。
編み物(あみもの)
毛糸などを編んで衣服や装飾品などを作ること。また、その物。
「物」を含む四字熟語
以身役物(いしんえきぶつ)
自分の体が物に酷使されること。 または、周囲のことに振り回されたり、そのために苦労すること。 「身を以て物に役せらる」とも読む。
応機接物(おうきせつもつ)
相手に応じて、適切なやり方で教育、指導すること。 仏教の言葉で、「機に応じ物に接す」とも読む。
開物成務(かいぶつせいむ)
物を開発して、事業や職務を望んだとおりに完成させること。または、人々の知識を開発して、世の中がうまくいくように導くこと。 易経の目的を言い表す言葉で、全てのものの能力を完全に引き出して、本来の役目を果たせるようにすることをいう。 「物を開き務めを成す」とも読み、この言葉を略して「開成」ともいう。
格物究理(かくぶつきゅうり)
物事を突き詰めて、道理を明らかにすること。 「格物」は物事を突き詰めること。物事の道理を極めつくすこと。 「究理」は物事の道理を明らかにすること。
格物致知(かくぶつちち)
物事の道理を極めて、知識を最大限に広げていくこと。 「格物」は物事の道理を極めつくすこと。 「致知」は知識を極めること。
玩物喪志(がんぶつそうし)
必要の無いものに夢中になって、大切なことをなおざりにすること。 「喪志」は本来の目的を忘れること。 物に執着すれば志を失くしてしまうという意味から。 「物を玩べば志を喪う」とも読む。
「物」を含むことわざ
呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
あまりのひどさにあっけに取られて、何も言えないようす。声もでないようす。
朝の果物は金(あさのくだものはきん)
朝食べる果物は、胃腸の働きをよくし、体の目覚めを促すため、健康によいということ。
預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
人から預かった物は、半分は自分の物だと思ってもかまわないということ。「預かり半分」「預かり主は半分」「預かる物は半分の主」ともいう。
阿堵物(あとぶつ)
金銭のこと。「阿堵」は「この」の意。中国、晋の王衍が金銭を忌んで「この物」と呼んだという故事から。
甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
甘い物に蟻が集まるように、利益にありつけそうなところには人が人が群がるということ。
余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
最後まで残っている物の中には、思いがけずよいものがあるということ。