漢字「由」
漢字構成
「由」を構成に含む漢字
- 㐕
- 甹
- 伷
- 㕀
- 㽕
- 届
- 迪
- 妯
- 怞
- 㹨
- 岫
- 油
- 畁
- 邮
- 宙
- 廸
- 峀
- 㣙
- 抽
- 画
- 庙
- 苖
- 䌷
- 柚
- 轴
- 俜
- 牰
- 冑
- 胄
- 涄
- 铀
- 㓰
- 䄂
- 娉
- 袖
- 㾄
- 秞
- 骋
- 笛
- 舳
- 粙
- 菗
- 紬
- 蚰
- 婳
- 梬
- 寅
- 䛆
- 釉
- 腗
- 䜬
- 軸
- 㑹
- 䀻
- 鲉
- 聘
- 鈾
- 夤
- 䩜
- 蔩
- 頔
- 䅢
- 䛣
- 演
- 戭
人名読み・名のり(名前での読み)
- ただ
- ゆき
- より
筆順(書き順)
「由」の読み方
由(よし)
由(なお)
由る(よる)
それが原因となる。起因する。基づく。
「由」を含む言葉・熟語
経由(けいゆ)
目的地に行く途中で別の場所を通って行くこと。
事由(じゆう)
物事が起こった理由や原因。
自由(じゆう)
他から制限や束縛などを受けず、その人本人の意思や感情などに従って思い通りに行動できること。また、その様子。
自由形(じゆうがた)
水泳の競技の一つ。泳ぎ方に制限がないもの。クロールが一般的。
自由業(じゆうぎょう)
勤務時間や雇用契約などに縛られず、個人で独立して営む職業。医師や弁護士、作家など。
自由刑(じゆうけい)
受刑者が好きに動き回れないようにする刑罰。懲役・禁錮・拘留がある。
「由」を含む四字熟語
闊達自由(かったつじゆう)
何かに縛られずに、心が広く細かいことにこだわらないこと。 「闊達」は心が広くて小さなことにこだわらないこと。 「自由」は何かに束縛されることがないこと。
許由巣父(きょゆうそうほ)
清らかで正しい行いのこと。 または、出世や高い地位につくことを嫌うこと。 「許由」と「巣父」はどちらも中国の伝説上の高潔な隠者のこと。 中国の伝説の聖天子の尭帝は、許由に位を譲ろうというと許由はそれを断り、耳が汚れたとして川で耳を洗った。 それを聞いた巣父は、川の水が汚れたとして、わざわざ上流に行って、牛に水を飲ませたという故事から。
自由闊達(じゆうかったつ)
のびのびとした広い心で小事にこだわらないこと。 「自由」は縛られることなく、のびのびしていること。 「闊達」は広くおおらかな心で小事にこだわらないこと。
自由自在(じゆうじざい)
思ったことが思った通りに出来ること。 または、思う存分やりたいことをやること。 「自由」と「自在」はどちらも、邪魔されることなく思い通りに出来るという意味。
自由放任(じゆうほうにん)
口を出したり、考えを押し付けたりせずに、それぞれに思うままにやらせること。 「放任」は物事の状況や人の行動などに一切手を出さずに、成り行きに任せること。 経済に関しては、企業や個人に対して、政府が統制や規制などの干渉をしないことをいう。
自由奔放(じゆうほんぽう)
周りのことを気にすることなく、自分が思ったことそのままに行動する様子。または、規範や世間の常識にとらわれることなく、思いのままに物事を行うこと。 「自由」は他を気にすることなく、思ったことをそのまま行うこと。 「奔放」は常識などに縛られることなく、思うままに行動すること。
「由」を含むことわざ
遅かりし由良之助(おそかりしゆらのすけ)
待ちかねた時、機を逸した時にしゃれていう言葉。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」で、大星由良之助が主君の切腹の場に駆けつけるのが遅れた場面のせりふから。
甲由田申は筆者の誤り、十点千字は継母の謀(こうゆでんしんはひっしゃのあやまり、じってんせんじはけいぼのはかりごと)
知る由もない(しるよしもない)
その物事を知るための手がかりや方法が一つもないこと。
自由を与えよ、しからずんば死を与えよ(じゆうをあたえよ、しからずんばしをあたえよ)
自由のために、死ぬ気で戦うという強い決意を表して、アメリカ独立運動でパトリック・ヘンリーが演説の結びに言った言葉。
民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず(たみはこれによらしむべし、これをしらしむべからず)
人民に命令して従わせることは出来るが、その原理を理解させるのは難しいということ。
往くに径に由らず(ゆくにこみちによらず)
小細工せずに、正大に事をおこなうことのたとえ。「径」は小道・近道・横道の意。道を行く時は径を通らずに大通りを行くという意から。